全世界を熱狂の渦に巻き込んだハリポタ映画ですが、その人気の理由は筋書・脚本、3次元の映画技巧、ダイナミックな音楽や効果音などは言うまでもなく、映画を支える俳優の存在があります。
ハリーやロンなどの生徒、魔法学校の先生の他80以上のたくさんの役の俳優が登場します。
見た人に強い印象を残す俳優たちが多いですね。このブログではそれぞれの役をどういう役者が演じていたのか主要なキャストを紹介します。
ハリーポッター俳優:主人公と友人役一覧
■ハリーポッター役:ダニエル・ラドクリフ イギリス人俳優で全8作を通じて子どもから青年時代までを演じています。
両親が闇の帝王に殺されて自分も命を狙われながらも、悪の本命と闘う勇気ある主人公を演じました。
第1作では叔父さん宅で厄介者扱いを受けていじめの対象になるハリーの初々しい姿が目立ちましたが、作品ごとに魔法がパワーアップしてたくましさを感じさせるように進化しました。
1999年に英国テレビドラマ「デビッド・コパーフィールド」でデビューを果たしたダニエルは、ハリポタシリーズによって映画の世界に居場所を確立したと言えるでしょう。
みずみずしい少年役で強い印象を与えた彼は俳優としての経験を積み重ね、近年も映画で詩人や死体役などで出演しています。
見た人はそれらの役柄にいつもハリーの姿を重ねているに違いありません。
■親友ロン役:ルパート・グリント やはりイギリス人俳優で映画のオーディションではJ・Kローリング原作のシリーズのファンであることを強く主張し、見事にこの役を獲得しました。
ダニエルと同様にハリポタシリーズの全作品に出演して、友だち思いの青年を好演しました。
シリーズとともに成長していく姿はハリーやハーマイオニーと同じです。
その穏やかでマイペースな性格はロンののんびりした性格と重なる点があるようです。
個人的には第2作の『秘密の部屋』で口から何度も吐き出すシーンが、3枚目的なロンの役柄の特徴を表わしていると思います。
ハリポタの後はスリラー、コメディーものなどに出演したり、BBCナレーターなどを担当したりマイペースの人生を送っています。
ハリポタシリーズの仲良し同様に、映画出演で築いた資産は莫大ですから後は余裕で生きているのでしょうね。
■ハーマイオニー役:エマ・ワトソン ハリーとロンを導く頭脳明晰、学年一の秀才ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンはイギリス人女優です。
ルパート同様にオーディションでは原作の大ファンであることをアピールしてこの役を射止めました。
1作目の『賢者の石』から頭の回転が速く、可愛いらしい少女の姿は印象的ですが、『秘密の部屋』では「穢れた血」と侮辱的な言葉を吐く同級生のマルフォイに対して怒りを表す激烈な面も心に残りますね。
エマの可憐な容貌は、その後の映画でも適役を与えられています。
特に先日もTV放送された『美女と野獣』では、ヒロインのベルを演じ、すっかり大人の女性に成長したその美女ぶりに言葉を失うくらいでした。
彼女は英米の名門大学に複数合格するほどの秀才で、国連親善大使、映画会社の役員もしています。
これからも、まだまだ活躍を期待したいですね。
■マルフォイ役:トム・フェントン ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイ役をシリーズを通じて演じました。
闇を持った魅力的な青年役は高い評価を得ました。
スリザリン寮で中心人物の彼は、純血の魔法使いで裕福な両親から生まれ、ハリーたちを一貫して高飛車に扱っています。
『賢者の石』でマルフォイが握手を求めたもののハリーに拒絶される場面で吐いた「付き合う友人は選ぶべき」のセリフがマルフォイらしさを表しています。
フェントンのルックスからもその役柄にピッタリと言えますね。
実はシリーズ全体で31分程度しか出演していないのにあの強烈な存在感はすごいです。
現在はドラマに、映画にと活躍しています。あの『猿の惑星:創世記』でも悪役でクールな印象を与えました。
また、彼は歌手活動もしています。
先日は、東京にできたハリポタの新しい施設の開設に来日して、日本のファンに顔見せしたのが印象に残っています。
まだ、若いのでこれからも期待したいと思います。
■ジニー役:ボニー・ライト ロンの妹でハリーと恋に落ち、のちに結ばれるジニーの役を演じたのはイギリス人女優ボニーライトです。
第1作ではロンを含め8人の兄の陰に隠れて脇役でしたが、シリーズ展開につれて登場頻度が増えて、『謎のプリンス』以降では大切な役を与えられています。
彼女は箒に乗って空を飛ぶクイディッチがうまく、グリフィンドール組の優勝に貢献しています。
ボニーライトはハリポタ終了後は、大学で映画・映像制作を学び会社を作り、映画監督・脚本家・プロデューサーなどをしています。
また、環境保護にも関わっています。能力と努力の結晶した活躍をしているんですね。
■ラブグッド役:イヴァナ・リンチ ハリーの1年下でルーニー(おかしな)ラブグッドと呼ばれて変人扱いされる役です。
アイルランド人女優で、シリーズの熱狂的なファンで、ハリポタの本は何回も全巻読んだというくらいです。
オーディションを受けたときは、原作者ローリングから出演をあきらめぬよう激励の返事をもらったそうです。
『不死鳥の騎士団』でものすごい競争率を役を勝ち取り、その後『死の秘宝』まで出演しています。
死を見た人だけが見ることができるセストラルという生き物が見えるのでハリーと共通点があり、彼を擁護します。
空想好きだがそれでいて観察力もしっかりした可愛い少女役です。
映画を見ているとルーナにピッタリのはまり役だとわかりますね。
イヴァナ・リンチは、今は当時の面影を残した実にチャーミングな女性になっています。
ドラマ、ステージ、映画などに出演する他、回顧録を出したり、動物愛護に頑張っています。
さらなる活躍を期待したいですね。
ハリーポッター俳優:魔法学校の先生役一覧
■ダンブルドア校長:リチャード・ハリス アイルランド出身で第1・2作までこの役を演じましたが、病気で亡くなりました。
『ナバロンの要塞』『許されざる者』などの名画に出演したリチャードは、当初は関心がなかったものの、孫娘に背中を押されてこの役を引き受けたそうです。
味わいのある、誰からも尊敬され親しみやすい校長役はこの人以外は考えられないと思うほどの演技です。
高齢とはいえ亡くなったことが惜しまれます。
3作目以降はマイケル・ガンボンが校長役を務めました。
前任のリチャードよりもどこか理性的な印象があります。
彼もアイルランド生まれで、演劇学校を経て、ステージ、映画、ドラマと活躍しました。
その優しくも厳しい校長役は当たり役です。
しかし、記憶力の衰えを理由に引退。現在は第一線の活動を退いています。
■スネイプ先生:アラン・リックマン スネイプは「闇の魔術に対する防衛術」の教授で、シリーズを通して陰鬱で謎めいた役柄です。
ハリーの両親とは同級生で父親のジェームズと仲が悪く、父にそっくりのハリーに悪感情を示します。
でも母親のリリーへの秘めた思いは終生変わらず、息子のハリーを守る立場を貫きます。
悪役のようで味方というスネイプを演じるのはイギリス人俳優リックマンです。
その低音の魅力は多くのハリポタファンを魅了しました。
残念なことに2016年に亡くなりました。
『ダイハード』『ロビンフッド』『ラスプーチン』などにも出演した名優ですが、もっと長生きしてほしかったです。
■マクゴナガル先生:マギー・スミス 厳しくも愛情の深い教師を演じたのはイギリス人女優スミスです。
第1作で猫に化けたマクゴナガル先生が登場するシーンが初めから目を引きますね。
非常に優秀な魔法使いであり、学業に対しては公正にして厳格を旨とし、魔法学校の規則に反した生徒は容赦せずに点数を引いてしまう。
半面、ヴォルデモートからハリーたちを守ろうと知恵を尽くしています。
また、第2作の『秘密の部屋』で彼女がホグワーツ魔法学校の創設について話す場面がありますが、まさに学校の生き字引という印象を与えていますね。
マクゴナガル役のスミスは名門オックスフォード大学で学び、その演技力と表現力は素晴らしいものがあります。
数々のシェイクスピアやイプセン劇、映画・テレビの出演も評価され、エミー賞やゴールデングローブ賞など多くの名だたる賞のみならず、大英帝国勲章を授与されました。
本当に知性と人格あふれる大ベテランです。
高齢ですが、もう少しその活躍を見守りたいですね。
■スラグホーン先生:ジム・ブロードベント ハリーと一緒に闘った魔法薬学教授とスリザリン寮監を演じました。
マグルや混血などに対する差別意識はなくきわめて良識があり、スネイプやトム・リドル(後のヴォルデモート)など多くのスリザリンの生徒を教えました。
才能ある生徒をひいきする傾向があり、リドルが力をつけるきっかけを与えたことはわきの甘さが感じられます。
スラグホーン先生を演じるジムはイギリス人ベテラン俳優です。
舞台、映画、ドラマと出演し、この映画では『謎のプリンス』から出ています。
彼はどこかコミカルな演技をしています。
現在も名脇役として人気と評価を集めています。
■ルビウス・ハグリット:ロビー・コルトレーン ハリーの友人でホグワーツの森を守る巨人ハグリットは、240cmの大男で生物飼育学を教える先生でもあります。
人間の父と巨人の母の間に生まれた混血です。
トレードマークの長髪と長いヒゲ、大きな体からくる広い心で、周りに癒しと安心感を与えてくれました。
この役の俳優はスコットランド出身のコルトレーンです。
原作者の希望で選ばれ、8作品すべてに出演しました。
コメディアンから俳優に転身しましたが、ハリポタ以外にも007シリーズやテレビドラマ、ディズニー映画の声優などにも出演。
これまでの活躍が認められて大英帝国勲章を授与されています。
近年、複数の病気が原因で亡くなりました。
共演者からも愛され死を惜しまれたロビー。
大きな体ゆえか寿命が縮まることになったのは残念です。
ハリーポッター俳優:その他魔法使い
■闇の帝王ヴォルデモート:レイフ・ファインズ ハリーポッターの宿敵で、彼の両親の命を奪った仇ヴォルデモート。
演じるイギリス人俳優のファインズはもともとはハンサムな容姿ですが、顔がわからない特殊なメイクをして、炎のゴブレットから死の秘宝までこの役を演じました。
実はシリーズ全般を通して、彼は37分しか出演していないのに強烈な印象を与えているのは、その役柄から来るものでしょうね。
演劇学校卒業後にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。
『嵐が丘』、『シンドラーのリスト』、『007』シリーズなど多くの映画、シェイクスピア劇などに出演しました。
彼はまた、映画監督、プロデューサーとしても活躍をしています。
年齢的には、まだまだ働ける人材ですから今後に期待したいですね。
■シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン シリウスはハリーの両親の同級生で、父親のジェームズとは親友でしたが、両親を死に追いやった仇と思われていました。
しかし、彼自身もはめられていることが分かりました。
後にハリーの名づけ親で、不死鳥の騎士団の一員となり、ハリーを支える役割を果たしていきます。
そのシリウスを演じたゲイリー・オールドマンはイギリス人俳優です。
幅広く演じる表現力は高い人気を得ています。
ハリポタ以外では『JFK』、『ハンニバル』、『不滅の恋・ベートーヴェン』、バットマンシリーズ『ダークナイト』などに出て、アカデミー主演男優賞、ゴールデングロブ賞など受賞しています。
ブラッド・ピット、ジョニー・デップなど多くの俳優にも大きな影響を与えたという演技は、年齢を重ねてますます円熟味を加えています。
これからも良い役を演じてもらいたいと思います。
ハリーポッター俳優一覧とその現在のまとめ
以上のようにこのシリーズに登場する人物を演じる俳優はどれも個性豊かな面々です。
現在は俳優以外の分野で活躍する人も多いですね。
シリーズの映画を見る際には一人一人のキャラクターのセリフや声、容姿に注意を払いながらも俳優たちのバックグラウンドにも目を向けていけば、作品の面白さが増幅することは間違いないでしょう。
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